1/14 福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える

 

1/14                            名古屋キリスト教協議会 拡大勉強会
福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会の4年間の活動を通して

東日本大震災・東京電力福島第1原子力発電所事故が起きて、「私たちは自分には何ができるのだろう」と問うたのは5年前ですが、「福島の問題はもういいんじゃない?」「福島の原発の話は聞きたくない」と言う声も聞かれます。しかし、名古屋キリスト教協議会では継続して、NPO法人福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会を通して福島県の子どもの中でも最も弱い立場に置かれている児童養護施設の子どもたちの状況を共有してきました。
児童養護施設の子どもと職員の被曝モニタリング検査と被曝防護から始まった活動は、NPO独自の検査や公的検査を一元化して、健康手帳電子化システムを開発して施設毎に管理し、母子手帳の機能も合わせて「健康手帳」として贈る活動に発展しています。また事故から5年近く経ち、当時施設にいた子どもたちも社会に出て自立した生活をしていますが、この卒園生も含めた活動を展開しています。
甲状腺がんの子どもが〇人になった、という報道を評論するのではなく、「僕、がんになるの?」という子どもと向かい合い、施設にいる子ども一人一人がどうしたら自分を大切にして、被曝による健康被害を最小限にしながら将来を保障できるかを問い続けています。
当事者意識を持って、低線量被曝下の福島に住まざる得ない児童養護施設の子どもの生涯の健康について考える機会にしたいと思います(ちらしより)

2016年1月14日(木)13時半~15時 名古屋YWCA(404号室)名古屋市中区新栄町2丁目3 講師:澤田和美氏
NPO法人 福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会 共同代表
入場:無料(席上献金をお願いします)事前申し込みは特に必要なし

共催:名古屋YWCA、日本キリスト教婦人矯風会名古屋

ちらしはこちら→ 2016年1月名古屋集会HP掲載用